私の故郷は山梨である。幼い頃、戦国随一の強固な軍団や信玄堤などの民政を大人たちは話してくれた。サラリーマンとなり、各地の武田一族の史跡を訪ね、その歴史と浪漫を探る紀行文である。
風林火山の旗 海を渡る
地球温暖化
2009-01-09-Fri  CATEGORY: 未分類
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style="fonspan>赤祖父俊一氏著、誠文堂新光社発行「正しく知る地球温暖化」を読む。私は報道により、現在の地球温暖化が炭酸ガスの温室効果によるものと信じてきた。しかしこの本を読み、認識を新たにした。
 赤祖父氏はオーロラの研究では世界の権威である地球物理学者である。
 氏によれば、現在進行中の温暖化の大部分は地球の自然現象であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるものは僅か約六分の一で、六分の五は、小氷河期という比較的寒かった期間(1400−1800)から地球が回復している温暖化現象という自然現象の中にある。自然現象はこの小氷河期からの直線的な温暖化と、例えば北極圏の海氷の面積の減少は北大西洋からの温かい海水の流入によるといった準周期変動によろものである。炭酸ガスの増加は1946年から急激に増加しているが、地球温暖化はその100年も前からほぼ直線的に始まっている。これらの現象を、寒暖計の存在する前については考古学的気候学のアプローチで分析している。IPCCにより、炭酸ガスによる地球温暖化という概念を、冷静な科学者の目で、堂々と見破っているのである。いわば現在の世界の世論からすれば「非国民」敵発言である。自然科学者としての信念、勇気、情熱を感じさせる本である。私が感銘を受けた本である。一読を勧めたい。
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座禅
2008-07-01-Tue  CATEGORY: 未分類
4山門
6月28日・29日、熊谷市の曹洞宗保泉寺で「第32回埼玉緑陰禅の集い」が開催され、参加する。たまたま立松和平著「道元禅師」を読んでいたので、座禅を体験しようと考えたのである。蓮の花や紫陽花が咲き、緑に囲まれた本堂に79人が会し、10時から翌日14時まで1泊2日の修行をみっちり体験する。座禅は初日の午後、夜の夜座、翌朝5時の暁天座禅、午前の座禅と計4回行われ、1回が1時間余で30分座禅を組み、10分休憩を2回繰り返すのである。両足を組む結跏趺座は出来なく、片足を組む半跏跌座で対応するが、途中で足は痺れ、組みなおしを余儀なくされる。とても無心の境地には遠いが、そうしようと務めることで心が落ち着く。小食、中食、薬石は朝食、昼食、夕食のことであるが、細かい作法があり、座禅と同じ修行のひとつである。道元禅師は全ての日常生活に真理があり、日常生活も悟りを求める修行であると説いている。今回の体験でこのことを実感することが出来た。皆で行なう掃除などの作務も修行のひとつであり、一挙一動、おろそかにすることは出来ない。老師による講話「しずかな心」も印象的だったし、般若心教の写経も初めての経験で心に落ち着きを与えてくれた。
 なるべく欲求を捨て、多くを求めず生きることにより平穏な心で日々を過ごすことが出来ると思った。捨て切れればどんな些細なことでも、そこに価値を見出すことが出来る。欲は欲を呼び、心は乱れていく。
      雨垂れに眼やる座禅の夏未明
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文豪・夏目漱石ーそのこころとまなざしー
2007-09-27-Thu  CATEGORY: 未分類
9月26日、妻と東京江戸博物館の漱石展を見に行く(写真)。左腕喪章があるが、明治天皇の大喪の礼のとき撮影されたものである。東京の空襲で焼失することを恐れて、漱石の門下生の小宮豊隆が東北大教授で図書館長の任にあったため、漱石旧居から蔵書、手紙、日記などが東北大に寄託され漱石文庫として保管され、現在に至る。この漱石文庫を中心に約八百点の資料を見ることが出来る。几帳面な細かい字で手帳にびっしり書かれたメモ、ロンドンからの妻鏡子さんに宛てた手紙(鏡子さんはあまり返事を書かなかった)、学生時代の幾何、代数の試験答案(高得点!)や成績表一覧、英文の筆記、書き込みの多い原書、デスマスク、「我輩ハ猫デアル」、「心」などの肉筆の原稿などの「生の展示」に圧倒される。また作家だけでなく、絵を描いたり、落語を研究したり、短歌や俳句も作ったり、教師であったり、その多彩な才能に驚かされる。確かに凄い天才である。木曜塾に代表されるような異分野の人も含めた人脈も凄い。明治の息吹がひしひしと伝わる。
 一階に「東北大の至宝展」が開催中であった。図書館保有の国宝「史記」ほかの重文や発掘資料が並ぶ。東北大は今年6月23日、創立百年を迎えた。20070927172542.jpg

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