私の故郷は山梨である。幼い頃、戦国随一の強固な軍団や信玄堤などの民政を大人たちは話してくれた。サラリーマンとなり、各地の武田一族の史跡を訪ね、その歴史と浪漫を探る紀行文である。
風林火山の旗 海を渡る
対決 巨匠たちの日本美術
2008-08-12-Tue  CATEGORY: 美術
8月8日猛暑。暑さからエネルギーを貰う。東京国立博物館平成館の「対決 巨匠たちの日本美術」を観る。高齢者の入場料割引は助かる。
 運慶と快慶の、力強さ対温和な表現の菩薩像。雪舟と雪村の、剛対柔の水墨画。永徳と等伯の、動対静の屏風絵。長次郎と光悦の、緻密対荒削りの茶碗。宗達と光琳の静対動の屏風絵。仁清と乾山の、絵柄に合わせた陶器対陶器に合わせた絵柄。円空と木喰の、直線対曲線の木彫り仏像。大雅と蕪村の、漢詩の余白に絵対絵の余白に漢詩の水墨画。若冲と蕭白の、濃密な写実対自由奔放の写生画。応挙と芦雪の、現実の写実対仮想空間の動物画。歌麿と写楽の、美人画対役者絵。鉄斎と大観の、写実と大胆な富士山の絵。国宝10余件、国重文40余件を含む110点の展示は、迫力満点であり、日本美術の凄みと迫力に圧倒される。日本人としての誇りであり、観る人にエネルギーを授かる。気がついたら3時間余が経過していた。
 続いて、都美術館の「フエルメール展」を観る。生涯30数点しか描かなかったフエルメールの作品のうち DSCN3314.jpg
7点を観ることが出来る。他にフエルメールと同郷デルストの画家たちの作品もあり、39点が展示されている。女性に差す室内光を優しく描き、癒される。オランダの美術館で観た作品もあり、懐かしさを覚える。しかし私の脳裏は「巨匠たち」の作品の迫力に圧倒されていた。

     応挙描く猫似の虎の吠える夏

 
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