
style="fonspan>赤祖父俊一氏著、誠文堂新光社発行「正しく知る地球温暖化」を読む。私は報道により、現在の地球温暖化が炭酸ガスの温室効果によるものと信じてきた。しかしこの本を読み、認識を新たにした。
赤祖父氏はオーロラの研究では世界の権威である地球物理学者である。
氏によれば、現在進行中の温暖化の大部分は地球の自然現象であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるものは僅か約六分の一で、六分の五は、小氷河期という比較的寒かった期間(1400−1800)から地球が回復している温暖化現象という自然現象の中にある。自然現象はこの小氷河期からの直線的な温暖化と、例えば北極圏の海氷の面積の減少は北大西洋からの温かい海水の流入によるといった準周期変動によろものである。炭酸ガスの増加は1946年から急激に増加しているが、地球温暖化はその100年も前からほぼ直線的に始まっている。これらの現象を、寒暖計の存在する前については考古学的気候学のアプローチで分析している。IPCCにより、炭酸ガスによる地球温暖化という概念を、冷静な科学者の目で、堂々と見破っているのである。いわば現在の世界の世論からすれば「非国民」敵発言である。自然科学者としての信念、勇気、情熱を感じさせる本である。私が感銘を受けた本である。一読を勧めたい。
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